近年、5ch(旧2ちゃんねる)で集客を行う「個人闇金」が急増しています。
一見「親切な個人融資」や「柔軟に対応します」といった書き込みも見られますが、そのほとんどは違法な闇金業者による自作自演の投稿です。
この記事では、5chを中心に活動している個人闇金の実態やリスク、そして安全な金策方法について徹底的に解説します。

5chに蔓延する個人闇金スレの実態

5chは匿名掲示板として多くの人が利用していますが、近年は闇金業者の温床になっているとも言われています。
実際に、個人LINEのIDを投稿して「個人融資します」といったスレッドが多数立てられています。

一見、普通の人が善意でお金を貸しているように見えますが、その正体は自作自演で集客する個人闇金です。
5chで個人情報を晒してまで集客する業者は、セキュリティ的にも危険で、
アカウント凍結・削除を繰り返しながら活動を続けています。

個人闇金が5chを使う理由

正規のホームページや広告を出すには資金が必要です。
しかし、個人闇金は資金力が乏しいため、無料で投稿できる5chを利用して集客しているのです。
さらに、口コミ風の投稿を自分たちで行い、あたかも「信頼できる業者」であるかのように演出しています。
つまり、5ch上の「借りられた」「優しかった」といった口コミは、ほとんどが闇金業者自身による自演なのです。

個人闇金のリスクと危険性

個人闇金の最大の特徴は、法外な金利と過激な取り立てです。
以下では、主なリスクを詳しく解説します。

① 資金力がなく融通が利かない

ホームページを持つ規模の闇金は、ある程度の資金があるため柔軟に対応する場合もあります。
しかし、個人闇金は資金が少ないため、少数の顧客から多額の金利をむしり取る必要があります。
そのため、一度でも支払いが遅れた債務者に対して、過剰な取り立て行為を行うのです。

② 執拗な嫌がらせ・取り立て

返済日当日に連絡が取れないと、会社や自宅へ執拗な電話、出前の送りつけなどの嫌がらせを行います。
さらに、本人以外の家族や勤務先にまで連絡を入れ、社会的信用を失わせるような行為に出るケースもあります。
特に悪質な業者は「トビリスト(逃げた債務者リスト)」を作成し、晒しサイトに個人情報を投稿するなどの報復をします。
一度関わると、一生つきまとう可能性があるため、絶対に利用してはいけません。

個人融資の仕組みと表向きの特徴

SNSや掲示板で「個人融資」や「即日融資」「審査なし」と書かれている投稿を見たことがある方も多いでしょう。
しかし、これらの多くは闇金が個人を装っているだけです。

表向きの特徴

・SNSや5chを通じて面識のない相手と直接やりとりする

・「審査なし」「即日OK」「在籍確認なし」といった甘い条件を提示

・ヒアリングが長く、個人情報を詳細に聞き出す

一見親切そうですが、これは全て情報を抜き取るための手口です。

実際に起こるリスク

・法外な利息を要求される

・提出した個人情報が売買・悪用される

・晒しサイトやSNSで個人情報を公開される

・警察が介入できないケースが多い(民事不介入)

つまり、「個人融資」と名乗るものの、実態は違法な金利で貸し付けを行う闇金であり、
自ら犯罪組織と関わるリスクを背負うことになります。

5ch集客の「個人闇金」まとめ

5chで集客している「個人闇金」は、全て違法業者です。
表向きには「個人間の融資」と言っていますが、
実際には法外な金利で貸し付け、取り立てや個人情報の晒しなど、悪質な行為を平然と行っています。

個人闇金が使う口座や手口

・名義貸しまたは譲渡口座を使用(銀行法違反)

・法定金利を大幅に超過(利息制限法・出資法違反)

・関係のない第三者への嫌がらせ(脅迫罪・業務妨害罪)

どの角度から見ても、犯罪集団と断定できます。

安全にお金を借りたい場合の対処法

どうしても資金が必要な場合は、闇金ではなく公的機関や正規の金融機関を利用してください。

・生活福祉資金貸付制度(厚生労働省)
低所得者・障害者・高齢者を対象に、生活資金や緊急小口資金を無利子または低金利で貸し付けています。
→ https://www.mhlw.go.jp/

・法テラス(日本司法支援センター)
無料で法律相談が受けられ、闇金被害の解決支援も行っています。
→ https://www.houterasu.or.jp

闇金に頼る前に、必ず公的支援を確認してください。
闇金に手を出す=人生を失うリスクがあるということを忘れないでください。

まとめ

5chで集客している個人闇金は、すべてが違法業者であり、
「借りられた」「優良業者だった」という口コミは業者自身の自作自演です。

お金に困ったときこそ、焦らず冷静に。
安易に「個人融資」へ申し込むのではなく、正規の金融機関や公的支援制度を利用することが、あなたを守る最善の選択です。