ソフト闇金のサイトや広告で「在籍確認なし」と書かれているのを目にすることがあります。

一見すると手軽に利用できるように思えますが、実際には大きなリスクを伴うケースも少なくありません。

今回は、在籍確認なしのソフト闇金を利用する際の注意点やリスクについて解説します。

そもそも在籍確認とは?

在籍確認とは、貸金業者や闇金業者が申込者の勤務先に電話をかけ、本当に働いているかを確認することです。

正規の消費者金融や銀行では必ず行われるものであり、返済能力を判断するために欠かせません。

闇金業者が「在籍確認なし」と宣伝するのは、利用者を集めるための手口である場合が多いのです。

在籍確認なしのソフト闇金に潜むリスク

在籍確認なしと聞くと魅力的に思えるかもしれませんが、その裏にはリスクが潜んでいます。

・通常より高額な利息を要求される
・勤務先への確認がない代わりに家族や緊急連絡先へ連絡される
・「書類だけでOK」として個人情報を抜き取られる
・返済が滞ると一気に強引な取り立てに切り替わる

このように、在籍確認なしの代償として利用者が不利な状況に追い込まれることが少なくありません。

実際にあったトラブル事例

実際に遭ったトラブル事例を項目ごとに紹介します。

1. 個人情報抜き取り(情報抜き)

在籍確認がない代わりに、本人確認書類や給与明細のコピーを要求され、結果的に個人情報を悪用されたケースがあります。

2. 強引な取り立て

「在籍確認しないから安心」と思って借りたが、返済が遅れた途端に家族や友人へ取り立ての連絡が入ったという事例も報告されています。

安全に借入するためには

在籍確認なしをうたうソフト闇金を利用するのは非常に危険です。

もしどうしても資金が必要な場合は、まず正規の貸金業者を利用できないか確認しましょう。

・正規業者かどうかは金融庁 登録貸金業者検索サービスで調べられます

・相談は消費者庁家計相談窓口を利用

・法的解決は法テラスで相談可能

・業界の相談窓口は日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター

・嫌がらせや脅迫には警察相談専用電話 #9110

まとめ

ソフト闇金の「在籍確認なし」という甘い言葉には注意が必要です。

正規業者を利用する際在籍確認は必要となるため、それがない時点で違法業者である可能性が高いといえます。

安易に利用すると個人情報流出や強引な取り立てにつながる恐れがあるため、必ず公的機関や専門窓口に相談し、安全な借入方法を検討しましょう。